個人でもVPNは必要?メリットとデメリットを徹底解説

個人でもVPNは必要?メリットとデメリットを徹底解説

今やインターネットの活用は必要不可欠ですよね。それに伴い、セキュリティ対策も大切になります。企業であれば、さまざまなセキュリティ対策が行われているのはもちろんのことでしょう。

しかし、近年ではさまざまなインターネットの脅威により個人でも対策が必要になってきました。そのうちの一つが「VPN」です。そこで、VPNのメリットとデメリットを徹底解説していきます。

VPNの仕組み

「VPN」は「Virtual Private Network」の略で、ネットワーク上に仮想の専用回線を構築することができる技術です。VPNを使用することで、端末とVPNサーバーの間の情報通信が暗号化され、第三者からデータを覗き見されることを防ぎます。よって、安全なインターネット通信が可能となるんです。

例えば、重要なデータのやり取りや、インターネットバンクでの資金のやり取りなどで大切なデータが漏洩してしまう可能性があります。しかし、VPNを使用することでそういった問題を解決してくれるんです。したがって、個人でも端末への攻撃を回避するためにVPNの活用が推奨されています。

VPNのメリット

VPNを使用する上で得られるメリットを解説していきましょう。

フリーWifiを安全に利用できる

カフェや公共施設などさまざまな場所で提供されているフリーWifはとても便利で気軽に使えますよね。しかし、すべてが安全なWifiとは限りません。というのも、ダミーの無料Wifiを発信して、そこからデータを盗み取られることがあるんです。盗み取られたデータは、いつどのようにして被害にあうかわからず、知らないうちに危険にさらされていることも。

しかし、VPNを使用していれば、データを盗み取られることもなく、安全にフリーWifiが利用できます。

海外のサイトへアクセスできる

日本から海外のサイトへアクセスする場合、そのサイトが日本からのアクセスを許可していなかったり、ジオブロックが働き利用できないケースがあります。反対に、海外から日本のサイトへアクセスする場合も同様のことが考えられます。

また、Netflixなどは、著作権の関係で国によって配信内容が異なるため日本では見れない映画が海外で見れることがあるんです。

しかし、VPNでは世界各地にサーバーを置いているため、国ごとのサーバーに接続することで日本にいても海外のコンテンツを楽しむことができます。

サブスクリプションを安く契約できる

意外とあまり知られていないのが、NetflixやYouTube Premiumなどのサービスが安く契約することができるんです。

例えば、Netflixは日本で契約するとベーシックプランは990円(税込)です。しかし、トルコだと同じプランが約210円程で契約することができます。

つまり、VPNを利用して、トルコのIPアドレスを用いて契約すると月額210円で利用することが可能なんです!

セキュリティ対策以外にもVPN おすすめな理由があることがわかりますね!

VPNのデメリット

もちろんメリットがあればデメリットも存在します。VPNを使用する上でのデメリットを解説していきましょう。

毎月のコストがかかる

VPNには、有料版と無料版があります。しかし、無料のVPNではセキュリティ対策がしっかり行われていなかったり、通信内容を記録して悪用されることもあるのでVPN おすすめはしません。

そうなると、当然ながら毎月のコストがかかりますよね。製品によって異なりますが、毎月800円から1,100円程度が必要です。しかし、安心かつ、安全なサービスが受けられると思うと決して大きなデメリットではないでしょう。

通信速度の低下

VPNを利用すると、一度仮想プライベートネットワークを経由するため、通信速度が一定ではないというデメリットが挙げられます。また、動画を見たり、Web会議をしたりする場合は、さらに通信速度が低下することがあります。

しかし、VPNの仕組み上、どうすることもできないのです。とはいえ、大手VPNサービスなどは通信速度を大きく落とすことなく利用できるようサービスを提供しているところがあります。そこで、サーバーの多さや通信速度の早いVPNなど、自分にあったVPNを選ぶのが重要です!