仕事をする中でどうしても発生してしまう単純作業の繰り返し、どうにかしたいけど中々できないのが現実です。そんな中で注目されているのが自動化ツール（RPAツール）というもので、一定のルールで判断を必要としない場合に役立ちます。ブラウザ操作を自動化できる「iMacros」も話題になっています。今回はそんな無料で使える自動化ツールをご紹介します。
自動化ツールとは
自動化ツールとは、別名RPAツールとも呼ばれており、RPAとはRobotic Process Automationの略で「決まった手順とルールのある作業」「繰り返し作業」「人的判断が必要無い作業」を自動でやってしまうといったものです。つまり、これまで人の力でやっていた事務作業をロボットの力を使って自動化してしまいます。主に、「データ入力」「情報収集」「データ集計」「システムやアプリの連携」「データの検証」「資料作成や送付」などが得意で、デスクトップ型・サーバー型・クラウド型の3つに大きく分かれるのでどのタイプが適しているかも注意しながら選ぶようにしましょう。
無料の自動化ツール
とはいえ実際に使って実感してみるのが一番です。まずは身近なものを自動化ツールで自動化してその機能を実感してみましょう。ここからは無料で使える自動化ツールをご紹介していきます。
マクロマン
「マクロマン」は、コクー株式会社の完全無料の国産RPAツールで、ダウンロードやインストールの台数制限が無いのが大きな魅力です。RPAツールをよく知る社員が導入企業にスポット的にまたは長期常駐してサポートするという有料サービスもあるようです。デスクトップ型なのでダウンロード後はオフラインでも使えるなどRPAをゆっくり試して導入したい人におすすめです。
Power Automate Desktop
Microsoft社が提供しており無料で利用できるのが「Power Automate Desktop」です。追加費用なしで利用でき、構築済み操作を利用し高速なフロー作成が可能になります。ローカルアプリケーションの自動化やWebアプリケーションの自動化を行うことができます。Power Automateと連携することで外部サービスとの連携やタイマー実行、ログ管理などもできるようになっています。
iMacros
「iMacros」はブラウザ操作を自動化できる拡張機能でFirefoxとGoogle Chromeが対応しています。自動化して何ができるかイメージできない人も多いかもしれませんが、Amazonなどで商品の情報収集などをする場合も自動化ツールがやってくれ、今まで何度も検索して探したものを自動でしてくれるのはものすごく助かるはずです。
まとめ
今まで何度も繰り返しで作業していたことを自動でやってくれる自動化ツール、昭和の人間からしたらそれが仕事だろう。と言われるかもしれませんが、これまでは人が黙々と作業していた人的判断が必要無いような繰り返し作業を人がすることほど無駄な時間はないと思いませんか？その時間を他の作業に当てたらさらに効率がよくなります。便利になった今の時代の技術、上手に付き合っていきましょう。