年々進化するiPhoneはさまざまな機能を持ち合わせ、セキュリティ面においても優れているといわれています。そのため、iPhoneで支払いを行ったり、大切なデータを保管するなどとても便利です。しかし、セキュリティ面に強いといわれるiPhoneでもウイルスに感染することもあります。そこで、iPhone ウイルスチェックの方法や、ウイルス感染を防ぐ対策などをご紹介していきましょう。
iPhoneがウイルス感染したときのチェック方法
もし、iPhoneがウイルスに感染してしまうとさまざまな症状が現れます。こういった症状は自分で確認することができるiPhone ウイルスチェック方法です。
● 身に覚えのないアプリがインストールされている
ウイルスの中には、ハッキングするためのアプリや、遠隔操作するためのアプリを勝手にインストールするものがあります。ホーム画面に身に覚えのないアプリを発見した場合は、開かずに即座に削除しましょう。
また、こういったアプリを放置してしまうと知らないうちに大きな被害へと発展しかねません。定期的にアプリの管理を行い、怪しいアプリがないかチェックしましょう。
● 通信データの使用量が増える
iPhoneがウイルスに感染するとウイルスがバックグラウンドで怪しげな通信を大量に行なうため、通信データの使用が不自然に増加します。
いつもより動画の視聴が多かったり、新しいアプリをインストールしたり、インターネットをたくさん使ったなどであれば問題ありませんが、同じように使用しているのに、明らかに通信データの使用量が増えている場合は、ウイルス感染を疑いましょう。
● バッテリーの消費が激しい
ウイルスが活発に活動することによって、勝手に通信が行われバッテリーが消費しやすくなります。バッテリーの劣化の可能性もありますが、「以前よりバッテリーの消費が以上に速い」「なにもしていないのに、バッテリーがすぐなくなる」などの症状が見られる場合は、注意が必要です。
● 勝手に再起動を繰り返す
ウイルスに感染してしまうと、不正な通信が行われiPhoneは不安定になります。その結果、本体が勝手に再起動を繰り返したり、アプリが強制停止するようになってしまうんです。そういった症状が繰り返される場合は、ウイルスやマルウェアの感染で、iPhoneが何か不調を起こしているのかもしれません。
● iPhoneの本体が熱くなる
バッテリーの消費が激しくなったり、勝手に再起動を繰り返すなどと同じような原因で、iPhoneの本体が熱くなってしまうことがあります。特別なことはしていないのに、本体が熱を持っていたら、ウイルス感染によりiPhoneに負荷がかかっていると思われるので要注意です。
iPhone ウイルススキャンができない
iPhoneのオペレーティングシステムであるiOSには、ウイルススキャン機能がありません。そのため、 iPhoneがウイルスに感染しているかどうか、データが流出しているかどうかなど調べることができないんです。つまり、iPhone ウイルスチェックは前述で紹介したセルフチェックのみとなります。
その背景には、iOSのシステムが公開されておらず、iOS自体がウイルススキャンができないように設計されているため、Apple社以外がウイルスチェックを行うことができないんです。
ウイルス感染を防ぐ対策
iPhoneにはウイルススキャン機能がありませんが、事前に感染対策を行うことができます。
最新のiOSにアップデートする
iPhoneのiOSをアップデートすることで、iOSとセキュリティパッチの状態は常に最新に保つことができます。そのため、微弱性の修正やウイルスへの対抗力を上げてくれます。よって、最新で高いセキュリティ能力を維持してくれ、ウイルスに感染しにくいといわれているんです。
AppStore以外からアプリをダウンロードしない
「AppStore」にはApple社から厳しい審査を通過したアプリだけが公開され、安全性と信頼性が高いアプリが提供されています。厳しい審査にはウイルス基準も含まれており、AppStoreのアプリからウイルスへ感染する可能性は非常に低いです。
セキュリティソフトを利用する
セキュリティソフトの利用はウイルス感染に最も有効な予防策です。iOSだけでは防ぎきれないセキュリティ面をセキュリティソフトがカバーしてくれ、ウイルス感染のリスクを最小限に抑えることができます。
とはいえ、セキュリティソフトでウイルススキャンを行うことはできません。ですが、 iPhoneのセキュリティを強化してくれ、安全な環境と定期的な予防策を行ってくれます!iPhoneのウイルス感染に不安がある人は、ぜひセキュリティソフトの利用をおすすめします。